なぜアスリートはピラティスをするのか?(NFLワイドレシーバー編)
2016年11月16日 LIGARE Blog
この記事は「Why These 7 NFL Receivers Do Pilates」を参考にしています
世界最高峰のスポーツと言われるNFLで特に高い身体能力を必要とするワイドレシーバーが自身のトレーニングの中にピラティスを取り入れています。
日本ではまだまだ女性がするエクササイズのイメージが強いですが、アスリートのパフォーマンスアップにも非常に効果的です。
確かにレディー・ガガやマドンナ、日本では渡辺満里奈や石田ゆり子などの著名人が実践おり、女性のボディメイクや姿勢改善などにも同様に効果的です。
今回は意外と知られていないアスリートに対するピラティスの効果をNFL選手の声を参考にご説明したいと思います。
Calvin Johnson (Detroit Lions #81)
「1シーズン:1,964yd」のNFL記録を持つ現役最高の選手の1人。
He worked with Picot primarily on core strength, muscle efficiency and balance, and hip and hamstring flexibility.
(彼はPicotの指導のもと,主に体幹の筋力・筋肉の効率とバランス・臀筋とハムストリングスの柔軟性を向上させた。)
Martellus Bennett (Chicago Bears #83)
2015年プロボウル選出でポジションはタイトエンド。(Tight end:TE ※ 状況に応じてキャッチとブロックの両方を行うポジション)
Bennett believes his Pilates work has improved his ability to change directions on the field, largely due to increased flexibility in his hip flexors.
(Bennettはピラティスで股関節屈曲筋群の柔軟性が高まったことにより,フィールドでの方向転換の能力が向上したと考えている。)
Antonio Brown (Pittsburgh Steelers #84)
プロボウル3度選出されているおり、チーム記録とNFL第2位の記録を持つ選手。
the exercises have benefited his overall balance control, and “knowing how to get my feet where [I want] to go.”
(このエクササイズは全身的なバランスコントロールに有益で,自分の行きたいところに行く方法を知ることができる。)
Antonio Brownは僕が取り入れている「PHIピラティス」の創始者のもとでトレーニングをしています。詳しいセッションの様子は下記の動画をご覧ください。
なぜアスリートはピラティスをするのか?
3人のNFL選手の言葉からも分かるようにどの選手もピラティスをすることで自身のスキルや運動能力の向上を実感しています。これは非常に重要なことで、全てのトレーニングやエクササイズはそれをすること自体が目的になっては意味がありません。
ピラティスは世界的なセレブが実践していることが話題になり、それをすることが自体がオシャレというイメージがあります。また、高重量の重りを持ち上げることだけがアスリートのトレーニングではありません。
トップレベルのアスリートであるほど、自身に必要な能力や感覚が明確に分かっており、ピラティスはそれらに個別にアプローチすることができます。
さらにピラティスが最も得意とする「姿勢改善」や「コアトレーニング」という領域は一般の人も含めた人間の土台となる能力です。
アスリートの競技スキルを頂点とするピラミッドの土台を大きく鍛え、個別に必要な能力にもアプローチできるピラティスは徐々に日本のアスリートにも取り入れられつつあります。
今後、更にアスリートにもピラティスが広まっていくことがパフォーマンスの向上と選手生命を延伸に繋がると考えています。