太りやすい脂質はこれだ!危険な食品と体脂肪の増え方

2015年05月19日 LIGARE Blog

脂質の種類を知っていますか?

himan20141128

特にダイエット中の方は「脂質」と聞くと悪いイメージをお持ちの方ばかりではないでしょうか?

脂質にも種類があり、それらを知らなければダイエットはもちろんのこと、正しく食事を摂ることもできません。

これから脂質とうまく付き合って生活していきたい方はこの記事をお読みください。

 

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脂質は2つに分類することができます。

ダイエット中の方が気にしている脂肪は8~9割を占める「中性脂肪」のことです。

善玉・悪玉などの呼ばれ方で馴染みのある「コレステロール」が残りの1割になります。

(※ 厳密にいえば、善玉と悪玉の違いは一緒に付いているリポタンパク質の違いです。)

今回は特に「中性脂肪」について内容をまとめています。

体脂肪はこうやって増える

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脂質はそのままの形では保存することができず、主に内臓の働きによって「中性脂肪」として身体に蓄えられます。

糖質は「グリコーゲン」というものに変わって肝臓や筋肉に蓄えられますが、それには限度があります。

満タンになって余った糖質も「中性脂肪」に変わります。

中性脂肪には基本的に限度がありませんので、どんどん大きくなっていきます。

これがいわゆる「肥満」の状態です。

脂質に加えて、近年では炭水化物ダイエット等の影響で糖質まで悪いイメージがついていますが、どちらも大切な栄養素です。

「摂らないこと」が正解ではなく、「量と種類を考えながら摂ること」が重要です。

中性脂肪を知ると摂り方が変わる

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中性脂肪は簡単に表すとこのような形をしています。

グリセロール(グリセリン)に炭素が連なったもの(炭素鎖)が3つ付いています。

自然界にはこの形が多いですが、「身体に脂肪が付きにくい油」と言われている商品などは炭素鎖が2つしか付いていないものもあります。

脂肪酸は炭素の結合数や長さでグループ分けができ、皆さんが注意すべきポイントはこのグループです。

このグループを理解すれば脂肪は怖くない

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どのグループの脂肪酸が体脂肪になりやすいのでしょうか?

これは予想がつく方も多いと思いますが、やはり哺乳類に多い「飽和脂肪酸」です。

飽和脂肪酸は二重結合がない分コンパクトに凝縮されており、体内で分解しづらい構造になっています。

しかし、飽和脂肪酸の中にも15種類以上の脂肪酸があるので、その中のどれに注意すべきかまで知っている人は少ないのではないでしょうか?

(※ 多価不飽和脂肪酸は魚介に多いと表記していますが、リノール酸とリノレン酸は植物に多く含まれています。)

不飽和脂肪酸は「cis型」と「trans型」に分けることができ、近年取り沙汰されている「トランス脂肪酸」は「trans型」に分類される脂肪酸のことを言います。

その他のグループ分けの仕方もありますので、併せて覚えておくと便利です。

 

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要注意!太りやすい脂肪を含む食品

飽和脂肪酸は体内で分解されにくく、中性脂肪になりやすい脂肪です。

その中でも特に「パルミチン酸」と「ステアリン酸」は含有量も多く、要注意と言えます。

では、要注意の脂肪はどんな食品に含まれているのでしょうか?

 

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ベーコンは動物性の加工食品ですので、含有量が多いのも理解しやすいと思います。

ラードやバターなどには更に多く含まれています。

しかし、「牛乳」にもかなり多く含まれていることや身体に良いと言われている「オリーブ油」には「なたね油」の2倍ほどパルミチン酸が含まれていることは抑えておきたいポイントです。

イメージしやすい例を挙げると「牛乳200ml(コップ1杯)でコンビニのからあげクン1袋」食べているのと同じくらいになります。

その他では、ポテトチップスなどにも太りやすい脂肪酸が含まれています。

ダイエットのつもりでこんな食事の摂り方をしていませんか?(まとめ)

・炭水化物を制限して、シリアルに牛乳をかけて食べている

・朝は果物を使ったスムージーにしている

・1日2食にしているが、カフェオレやカフェラテなどを良く飲む

・どんな料理にもオリーブ油を使っている

 

上記は実際にダイエットをしている方からよく聞く食事の摂り方ですが、あまり効率の良い方法だとは言えない場合があります。

テレビやCMなどで1つの食品やダイエット方法がクローズアップされるとたちまち偏った食事になってしまう方が余りにも多くいらっしゃいます。

「炭水化物」や「脂質」も人間の身体には必要不可欠な栄養素ですし、どんなに身体に良い食品でもそれだけで全てが補えるわけではありません。

1番大切なことは自分の状態や体調に合わせて食事をコントロールできる知識や情報を持つことです。

それが難しい場合は正しいアドバイスをしてくれる専門家を見つけることをオススメします。

この記事が皆さんの脂肪との付き合い方や食事を見直すきっかけになれば幸いです。

(※ この記事は栄養学リテラシ―セミナーの資料を参考にしています)

 

〈併せて読みたい参考記事〉

・「炭水化物は本当に太るのか?ブドウ糖と果糖の上手な摂り方」

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